小さく立ち上げて工数削減!プロトタイプを作るという考え方

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完璧主義=独り善がり?

商品やサービスは、作ったけれど、そこに存在するだけでは何の意味も持ちません。顧客となる人に見つけてもらって、気に入ってもらって、購入されることではじめてお金になります。こうしたことを考えると、モノを売るというのはかなりハードルが高いように感じられるのですが、ここで物怖じして完璧主義になってしまってはモノを売るどころの話ではなくなってしまいます。新たな事業を立ち上げたり、新サービスを立ち上げるときに、私たちが意識しておきたいことをまとめてみました。

本当に顧客が望んでいるものは顧客しか知らない

あなたのプロジェクトの価値を知っている人たち

私たちは、新しい商品やサービスを作るときに、綿密に調査を行い、計画を立て、工数をかけて商品・サービスを作ろうとします。
その過程で、何人ものレビューが入り、ああでもないこうでもないと議論が繰り広げられ、さまざまな人間とデスマーチを演じながらやっとのことで商品やサービスは発売されます。

でも、これだけの苦労をかけて創りだしたものが、結局は自分たちの独りよがりになってしまって、まったく売上が上がらなかったということはよくある話です。

内輪で考えたお客様の像と、実際のお客様の価値観は乖離していることが多く、どんなにマーケティングに精通した人でも、100%売れる商品・サービスを考えだすことは不可能です。
どんな商品・サービスが当たるかについてはその商品・サービスをローンチしてみない限りわからないのです。

ひとつのプロフェクトに必要以上に時間とお金をかけすぎると

ここで問題になるのは、当たるか当たらないかわからないプロジェクトに必要以上に時間とお金をかけてしまうこと。
上述したように、さまざまな人々を巻き込んでサービスや商品が開発されるのが現代の主流ですが、立ち上げた商品・サービスがもし当たらなかったら時間とお金をかければかけるだけ損失が大きくなります。

工数をコストと考えられるようになりましょう

「お金」「時間」どちらもコストです!

よくインターネットビジネスは元手がほとんど必要ないので、参入障壁が低いと言われるのですが、全てをイチから作ろうとすると、恐ろしい工数、つまり時間がかかります。
私たち人間は、どんな人であっても一日24時間しか与えられていません。
その限られた時間を有効活用してお金を生み出していくわけです。

「時は金なり」と言いますが、ムダな時間を過ごしていると、その時間で本来稼げるはずだったお金が稼げなくなります。
フリーランスで仕事をしている人であれば、その時間を使ってもっとお金になる仕事を回せたかもしれません。
法人であれば、時間はそのまま人件費と直結することでしょう。

時間のムダはその瞬間のお金のムダでもあり、将来稼げるお金のムダでもあるのです。

早い段階で軌道修正をするためにプロトタイプを作る

早めの軌道修正を!

何かモノを作るときに、外注する場合はお金というコストが、自分たちで作る場合は時間というコストがかかります。
つまり、何かモノを作るということは、どうやってもコストがかかってしまうものなのです。

こう言うと、プロジェクトは失敗させてはいけない!という意識が強くなり、なかなか手が動かない人も多いことでしょう。
ですが、私は、失敗はどんどんするべきだと思っています。
というか、失敗を前提にしてプロジェクトを進めるのがベストだと考えています。

大事なのは、いきなり成功を当てに行くのではなく、コストを最小限に抑えた失敗を積み重ねて、成功に近づけていくということです。

現代では、インターネットの発展により、以前に比べると顧客からの反応が得やすい世の中になったと思っています。
こうした環境下においては、いきなり完璧なものを作るよりも、最小限のコストを使って作ったプロトタイプを実際に顧客となる人々に使ってもらって、顧客の声を聞きながら改良していくという手法が近道となります。

顧客の声を聴く方法色々

顧客の声ってどうやって聞くの?

では、インターネットを活用して顧客の声を聴くには、どうすれば良いのでしょうか。例えば、こんな手法が挙げられます。

アクセス解析

アクセス解析は、ただどれだけの人に見られているということだけでなく、どんなページを見られているか、このページを見た人が次にどんなページを見ているか、しっかりと読み込んでいる人や購入につながる人はどんなページを見ているかなど、さまざまなことを知ることができます。
アクセス解析に精通すると、アクセス解析の画面から顧客の声が浮かび上がってくるかのように感じることがあります。
また、アクセス解析というと、Webサイトの改善のためのものだと考えられがちですが、それだけでなく、商品やサービスの改善アイディアの創出にも十分に役に立ちます。

アンケート

アンケートは、直接お客様に聞くというやり方です。
街頭アンケートを取ってもいいですし、SNSでアンケートを呼びかけるのも良いでしょう。
Webサイトに十分なアクセスが集まっているようであればそこにアンケートシステムを掲載するのもひとつの手です。
アンケートを取る対象がなかなか見つからない方は、Lancersで1件回答いくらでアンケートを募集すれば、驚くほどの勢いで回答が集まります。

いざという時にメディアやコミュニティの力は大きい

人が集まるメディアを持つことのもうひとつのメリット

顧客の声を集めるには、ある程度の母数が必要です。
誰もいないところでこの商品・サービスどうですか!?と声を上げたところで、反応を得ることはできません。
もちろん、商品・サービスを売るにしても、集客は必要なのですが、その前段階においても、人が集まるメディアを持っていたり、人が集まるコミュニティに所属していることは大きなアドバンテージとなります。

メディアは企業の場合であればオウンドメディアと呼ばれるコーポレートサイトやサービスサイト、ポータルサイトなどが挙げられます。
個人の場合は自分で情報を発信するブログなどがこれに当たりますね。

対してコミュニティは、人脈を指しますが、インターネットが普及してきた現在はTwitterやFacebookを活用することでこうしたコミュニティを形成するのが容易になってきているので、以前と比べればかなりやりやすい状況だと言えるでしょう。

メディアの構築やコミュニティへの貢献は時間がかかる話ではありますが、普段から心がけておくことでプロジェクトを改善するにあたっても実際に販売するにあたっても、取れる選択肢が大きく広がります。

まとめ:世に出さなければ何もはじまらない

新しく商品・サービスを作っているとして、まだ良い物ができる!といつまでも世に出さないまま改善を続けることは非常に効率が悪い行為です。
その商品・サービスを世に出さない限り、商品・サービスが売れることはもちろん絶対にありませんし、商品・サービスが実際の顧客の目からして、良いのか悪いのかすらわかりません。

更には、現代の顧客のニーズの移り変わりは恐ろしく速いです。
どこかで拾ってきた情報で、「これはいける!」と思っても、戦略を練っている間にいつの間にかニーズ自体が消滅していたりということも多々あります。

商品・サービスがを作るに当たって、時間もコストのひとつだということをしっかりと頭に入れて、可能な限り早い段階で陽の目を浴びさせてあげるのが上策です。

この記事は、以前書評をアップしている以下の書籍を参考に執筆しています。

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